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第314段:備えあれば憂いなし

「子供が今年生まれた孫を連れて遊びに来て、
『お利口だったから何かご褒美を・・・』というのだよ、
『まだ1歳にもならないから、褒美も何もないだろ』と答えたら、
『何種類もの予防注射で何度も針を刺されたけど大騒ぎをしなかったので・・・」と、いうのです」
と話す方がいらっしゃいました。

「やっと、予防接種の後進国から普通の国になり始めたということです」と答えました。

最近の医療情勢にうとい方にはビックリの話ですね。

いわゆる新型インフルエンザの流行し始めた2009年より数年前から日本の予防接種の方針が変わり始めました。
それまでの日本の予防接種は、その副作用に焦点を合わせた報道が繰り返されていましたが、手のひらを返すように報道の内容が変わりました。

世界的には病気を予防するために積極的に予防接種をするというのが潮流で、日本の予防接種行政は20年から30年近く世界標準から遅れていたのです。

大人にも6・7年前から接種のお願いをしているワクチンがあります。
肺炎球菌のワクチンです。

肺炎の原因の菌のうち肺炎球菌と呼ばれる細菌で起こる肺炎は全体の1割から4割といわれています。
この肺炎を予防するワクチンなのです。

平成23年の日本人の死因の第3位は肺炎になりました。

島根県内では自治体が補助を出しているところもありますが、まだ全額自己負担の自治体もあり足並みがそろっていません。

65歳以上の高齢者には全員、50歳以上の糖尿病などの代謝性疾患や、気管支ぜんそくやたばこが原因で起こるとされている肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患などの方にはぜひ接種をしてほしいのです。

1度、接種すると5年間有効ですので5年経過したら追加の接種を忘れないようにしてください。

この冬のインフルエンザの予防接種も済ませて、安心して冬を迎えましょう。

肺炎もインフルエンザも死に至る可能性を高める病気だから、予防接種があるという現実を正しく認識してください。


『社団法人島根県シルバー人材センター連合会の広報誌』より
プロフィール

taijindo

Author:taijindo
島根県益田市にある松本医院(内科・小児科・アレルギー科)の院長です。

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