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第315段:お風呂に入る

年間1万4千人の方が亡くなる原因をご存知ですか?

厚生労働省の死亡統計をみると、老衰で亡くなる人が年間5万人余り、自殺は3万人前後、交通事故は7千人程度ですし、熱中症は千人足らずです。

実は、東京消防庁の数年前の推計で、日本全国では入浴中の死亡者数が年間1万4千人と計算されているのです。

この入浴中の死亡事故の内の8割から9割が65歳以上の方々なのですから、高齢者の多い日本では無視できない数字なのです。
そして亡くなった方の8割が「一人で入浴している元気な健康高齢者」であることも分かっています。

つまり、入浴中の事故がなければもっと長生きで来ていた人たちなのです。

入浴中に溺れるだけでなく、滑りやすい浴室での転倒や脱衣場と湯船の中の急激な温度変化のために様々な病気が起きていのではないかと考えられています。

入浴中の事故の特徴は、入浴が一人で行われることが多いため発見が遅れやすい、より高齢の人に多く、男性よりも女性に事故の発生頻度が高い、気温の低い日に起こりやすく、深夜から早朝の入浴が危険などと分析されています。

湯船にお湯をためて、入浴が一番のリラックスと感じている日本人はかなり多いようで、結果的に長湯をして湯あたりする場合もありますし、急に湯船から出て立ちくらみを起こす場合もあるようです。

日本人ではほとんどの人が週に3回以上湯船につかりますが、体を洗うことを目的とした米国人では週に3回以上湯船につかる人は4人に1人もおらず、ほとんどがシャワーで済ませているという報告もあります。

このため日本は他の病気での死亡率が低いにもかかわらず、家庭内の溺死や溺水、浴室での事故や死亡が多くなっているのです。

安全な入浴は、
①湯の温度は39~41℃
②長湯をしない
③脱衣場には暖房をいれる
④浴室内にはシャワーで高い位置から3分ぐらい40℃前後のお湯を流して床や壁を温める
⑤食直後や深夜に入浴しない。

など安全に配慮してお入り下さい。


「島根県シルバー人材センター連合会」機関誌「いきいき健康情報」より
プロフィール

taijindo

Author:taijindo
島根県益田市にある松本医院(内科・小児科・アレルギー科)の院長です。

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